モンドール病|赤木皮膚科クリニック|姫路市白浜の宮の皮膚科

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皮膚疾患マメ講座

モンドール病|赤木皮膚科クリニック|姫路市白浜の宮の皮膚科

モンドール病

(モンドール病とは)

胸から腹部,上肢に突然出現する棒状の硬結,しこりです。通常1~3か月で自然軽快します。

(症状)①30~60歳の女性に多い。②胸から腹部,上肢に太さ3~10㎜大,長さ数cmから数十cmに及ぶ硬結,しこり。③自覚症状はあまりないが,ひきつったような痛み,自発痛,圧痛があることもある。④男性でも同様の症状がみられるが,陰茎背側にできることもあるというのが特徴。

(原因)静脈血栓がつまってできるタイプとリンパ液の流れが悪くなってできるタイプがあります。そのきっかけとして①胸部手術,②下着や,きつめの衣服での圧迫,③過度の労働,激しい運動,などがあげられます。

原因不明のときもあります。

(検査)手術検査すると血管の閉塞,すなわち血管が詰まった病理像がみられます。

(治療)通常は1~3か月で自然に消えるので経過観察が基本です。痛みがひどい時は鎮痛剤を処方します。

(その他)女性の乳房に生じた場合,乳癌の合併の可能性があるので診てもらった方がいいでしょう。