皮膚を冷やす方法
- 2023年7月20日
- 治療について
当院ではアセモのような疾患だと冷やすことを指示するのですが,具体的にはどうするか?ということが問題になります。そこでオススメの皮膚を冷やす方法を書き記します。患者さんによっては「これは難しい」と考えるなら,その方法はやめてもいいと思います。特に赤ちゃんには強い方法は控えてください。
(入浴編)
1) お風呂の風呂温を38℃までにする。
2) 長湯をしない。
3) 風呂から上がる時に痒い所を冷水でシャワーする。
4) 風呂から上がった時に冷たいタオルで拭く。初めに冷蔵庫で冷やすのも良。
(就寝時編)
1) 冷水でしぼったタオルを巻く。このタオルを使用前に冷凍室で冷やしておくという手もあります。
2) 氷枕,アイスノンを首の下や局所に敷いて冷やす。適宜タオルや専用の枕カバーをつけてください。ひんやりしてそのまま寝てしまいます。
3) 保冷剤で局所を冷やす。「首元ひんやり氷結ベルト」という商品は,保冷剤が数珠つながりになっていて専用のカバーもあります。
(環境編)
1) 汗をかいたら拭く,冷タオルで冷やす,帰宅したら冷シャワーで流す。この時,熱いシャワーは控える。
2) 扇風機をつける。
3) 冷房をうまく使う。
外用薬も併せて塗る場合の順番は,冷やしてから塗るのが基本ですが,就寝時には塗ってから冷やすことになる場合もあります。個人で工夫してください。他に何かいい方法があれば教えてください。